緑地帯
 
   静岡県まちなみ50選の碑
  説明版のすぐ先で、緑地帯を通過する。かつて国鉄沼津港線が引かれていた所だ。
緩やかにカーブしていて、一目で線路址であることが分かる。東海道線がまだ開通していない時に、沼津港から資財を運搬して東海道線の建設にあたったとの事だ。まこと、由緒ある線路跡が市民の憩いの場になっており、1988年に静岡県まちなみ
50選に指定されている。地方都市の沼津でも、このような緑地帯を見るとほっとする。道路わきに立っている案内板によると、線路の終点近くに蛇の形をした松が生えていたことより元は蛇松線と呼ばれていたとのこと。その後、90年間ほど物資や海産物の輸送に活躍したとのことだ。この緑地帯が狩野川と接する所は小さな公園になっており、当時使われていた物であろうか小さなSLが置いてある。その付近には蛇松町の地名が残っている。